ISO14001

2010年8月23日
ISO14001認証取得

NCネットワーク

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環境GS認定制度

弊社は環境GS
(ぐんまスタンダード)

認定事業者です。

アルミニウム合金の特徴と物理的・化学的性質

アルミニウムの主な特徴

(質別にかかわらず一般的に用いられる値を示す。)

密度2.7Mg/m3(20℃)=2.7g/cm3
縦弾性係数70kN/mm2
横弾性係数26kN/mm2
ポアソン比0.33
線膨張係数24×1/1000000 /℃


アルミニウムの物理的性質(普通純度アルミ 99.5質量%)

密度2.71(20℃ Mg/m3)
溶融点~650℃
溶融潜熱10.3(kJ/mol)
燃焼熱835(kJ/mol)
凝固収縮6.6(体積%)
熱伝導度(25℃)225(軟質)(W/m・℃)
線膨張係数23.5×1/1000000:20~100℃(/℃)
線膨張係数25.6×1/1000000:100~300℃(/℃)
縦弾性係数68.6(kN/mm2)
横(せん断)弾性係数25.7(kN/mm2)
導電率59(軟質) 57(硬質):%(対標準銅)
比抵抗(660℃)200(nΩ・m)
比抵抗(20℃)29.22(軟質)30.25(硬質)(nΩ・m)


アルミニウム合金別の密度・導電率・熱伝導度

合金の種類・質別密度(20℃)
(Mg/m3)

導電率(20℃)※
(IACS, %)

熱伝導度(20℃)
kW/(m・℃)

A1070/A1060/A1050(調質O・H18)
2.7062(O)
61(H18)
0.23(O)
0.23(H18)
A1100/A1200(調質O・H18)2.7159(O)
57(H18)
0.22(O)
0.22(H18)
A2011(調質T3・T8)2.8239(T3)
45
(T8)
0.15(T3)
0.17(T8)
A2014(調質O・T4・T6)2.8050(O)
34(T4)
40(T6)
0.19(O)
0.13(T4)
0.15(T6)
A2017(調質O・T4)2.7950(O)
34(T4)
0.19(O)
0.13(T4)
A2024(調質O・T3・T4・T6・T81)
2.7750(O)
30(T3,T4)
38(T6,T81)
0.19(O)
0.12(T3,T4)
0.15(T6,T81)
A3003(調質O・H18)2.7350(O)
40(H18)
0.19(O)
0.15(H18)
A5052(全質別平均)2.6835(全質別)0.14(全質別)
A5154/A5254(全質別平均)2.6632(全質別)0.13(全質別)
A5056(調質O・H38)2.6429(O)
27(H38)
0.12(O)
0.11(H38)
A5083(調質O)2.6629(O)0.12(O)
A6061(調質O・T4・T6)
2.7047(O)
40(T4)
43(T6)
0.18(O)
0.15(T4)
0.17(T6)
A6063(調質O・T5・T6)2.6958(O)
55(T5)
53(T6)
0.22(O)
0.21(T5)
0.20(T6)
A7075(調質T6)2.8033(T6)0.13(T6)
A7204(7N01)(調質T6)2.7836(T6)0.14(T6)

※IEC60028に規定された国際標準軟銅の導電率(20℃において5.8×10^7 S/m)を100としたときの相対比を百分率で示したもの。


アルミニウムと他の材料との比較

材料の種類
引張強さ
(N/mm2)

耐力
(N/mm2)

伸び(%)
比重
炭素鋼(S45C)345570207.71
銅(C1020-O)2338355.58.96
鋼板(SS400)400245
177.85
純チタン(TP340)340215237.51
ステンレス鋼(SUS304)520206407.93
アルミニウム(A5052-H34)260215102.68

上記は代表参考値です。正確な値はJIS規格表でご確認下さい。


アルミニウムの化学的性質

酸化被膜 
アルミニウムは空気中の酸素とすぐに反応して表面に酸化被膜が形成されるため、乾燥した空気中では安定である。
乾いた室温の大気中で形成される酸化被膜は1mm程度のバリヤー層とよばれる緻密な層で出来ており、損傷を受けてもすぐに再生される。
マグネシウムを含む合金ではマグネシウムがアルミよりも酸化されやすいため、純アルミに比べ酸化被膜は厚く成長する。
酸・アルカリによる溶解
酸、アルカリには容易に溶解し、溶解速度はpHが中性から酸性あるいはアルカリ性に偏るほど大きくなる。
孔食
アルミニウム合金に実用環境で生じる代表的な腐食で、表面の酸化被膜が局部的に破壊され、ピットが形成される現象。
湿気と埃のある場所では発生しやすい。
接触腐食
2種類以上の異種金属が電気的に接触された状態で電解液に触れると接触腐食が生じる。電気化学的に卑な金属が陽極に、貴な金属が陰極となり、腐食電流が流れて卑な金属が接触腐食を受ける。逆に貴な金属は防食される。
アルミニウム、アルミニウム合金の電位は多くの金属の電位に対して、卑であることが多いため、異種金属と接触して使用する場合は注意を必要とする。
各種アルミ合金の腐食電位と他の金属の腐食電位
アルミニウム合金および他の金属電位(V)、(0.1Nカロメル参照電極)
A1100-0.83
A3003-0.83
A5052-0.85
A5056  A5456-0.87
A5083-0.87
A2014-T6-0.78
A2024-T6-0.81
A6061-T6-0.83
A6063-T5, T6-0.83
A7075-T6-0.83
マグネシウム-1.73
亜鉛-1.10
軟鋼-0.58
-0.55
-0.20
ステンレス鋼-0.09